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急な坂道で焦る…“坂道発進が怖くない”コツと練習法

信号待ちで止まったら、そこがまさかの急な上り坂…。
青信号に変わっていざ発進しようとした瞬間、「車が後ろに下がって怖い!」と焦ったこと、ありませんか?

特に教習所を卒業して間もない頃は、坂道発進が不安な人がとても多いです。

  • 後続車に迷惑をかけそうで焦る

  • エンストしそうでドキドキ

  • とにかく坂道がトラウマ!

でも安心してください。
坂道発進には、ちょっとしたコツと、慣れるための練習方法があります。
この記事では、坂道発進が怖くなくなるためのポイントを、初心者向けにわかりやすく解説します!

坂道発進が怖いと感じる理由

車が下がる感覚が怖い

坂道では、ブレーキを離すと車が自然と後ろに下がってしまいます
特にMT車や、AT車でも傾斜がきつい場所ではこの“下がり”がはっきり感じられ、これが怖さの正体です。

後続車の存在がプレッシャーに

後ろに車がピタッと付いていると、「ぶつかるかも…」というプレッシャーが一気に増します。
焦って発進しようとして、ブレーキやアクセルの操作が雑になりがちです。

クラッチ操作やペダルの順番に自信がない(MT車の場合)

MT車に乗っている人の場合は、クラッチとアクセル、ブレーキの操作を正確にこなす必要があるため、慣れないうちは混乱しがち。エンストする不安も重なって、さらに緊張します。

坂道発進をスムーズに行うためのコツ【AT車編】

1. ブレーキから足を離す前に「クリープ現象」を活かす

AT車は、ブレーキを離すとアクセルを踏まなくても少し前に進む“クリープ現象”があります。
坂道でもこの力が働くため、焦らずにブレーキ→アクセルへスムーズに踏み替えるだけで、ほとんどの場合後退せずに発進できます。

ポイントは、「サッと足を動かす」ではなく、スッと落ち着いて切り替える意識

2. 傾斜がきついときはサイドブレーキを活用する

坂の角度が急すぎて不安なときは、パーキングブレーキ(サイドブレーキ)を活用しましょう。
ブレーキをかけたままアクセルをじわっと踏み、車が前に動き出す瞬間にサイドブレーキを解除すれば、スムーズにスタートできます。

最近の車は電子式パーキングブレーキ+オートホールド機能がついていることもあるので、自分の車の機能を確認してみましょう。

坂道発進をスムーズに行うためのコツ【MT車編】

1. 基本は「サイドブレーキ+半クラッチ」で安定発進

MT車で坂道発進が不安な方は、サイドブレーキを使った発進方法が鉄板です。

  1. クラッチを踏んでギアを1速に

  2. サイドブレーキを引いたまま、アクセルを軽く踏む

  3. 半クラッチ状態にして、車が前に動きそうになったらサイドブレーキをゆっくり下ろす
    ※エンジンの回転数を2,000~3,000回転まで上げ、クラッチを少しづつ繋げるとエンジンの回転数が一時的に下がるのがポイント

この動きを繰り返し練習すれば、後退せずにスムーズに発進する感覚がつかめてきます。

2. 足の順番・動きを「頭でなく体で覚える」

MT車の坂道発進は理屈よりも体の感覚が重要です。
何度も繰り返していると、クラッチの“つながるポイント”がわかってきて、自然と動けるようになります。

焦らず、操作を「ゆっくり・正確に」行うことが上達への近道です。

坂道発進の練習におすすめの場所・タイミング

交通量の少ない坂道を選ぶ

まずは焦らず練習できるよう、交通量の少ない・傾斜がなだらかな坂道を探しましょう。
住宅街や工業団地の裏道など、信号が少なく後続車にプレッシャーを感じにくい場所が理想です。

同乗者がいれば安心感アップ

家族や運転経験のある友人に助手席に乗ってもらえば、アドバイスももらえるし緊張も和らぎます。
「後ろに車が来たら交代してもらう」くらいの気持ちでOKです。

早朝や日中の空いている時間帯を狙う

深夜やラッシュ時間は避けて、交通量の少ない午前10時〜午後3時ごろがおすすめです。
落ち着いた時間帯に練習することで、一つ一つの操作を丁寧に確認できます。

坂道に強くなるために意識しておきたいこと

自信は「場数」でしかつかない

最初は誰でも怖いですが、慣れると意外と簡単に感じてくるのが坂道発進です。
「失敗してもいいから、5回チャレンジする」くらいの気持ちで取り組みましょう。

後続車がいても気にしすぎない

たしかにプレッシャーを感じますが、焦ってミスするほうが危険
「後ろに迷惑をかけたくない」と思う気持ちは大切ですが、まずは自分の安全運転を優先しましょう。

まとめ:坂道発進は「焦らず・落ち着いて」がコツ

坂道発進が怖くなくなるためには…

  • AT車はクリープを活かして、サイドブレーキも使う

  • MT車は半クラ+サイドブレーキの練習を繰り返す
    ※まずは平地で「エンジンの回転数を狙ったところで止める練習」を繰り返す

  • 坂道での動作を「体で覚える」ことが大切

  • 焦らず、落ち着いたタイミング・場所で練習する

この4つを意識していけば、きっと「坂道怖い…」という気持ちも消えていきます。

誰だって最初は緊張するもの。でも、あなたのペースで一歩ずつ慣れていけば大丈夫です。
ぜひ、今日からできることから実践してみてください!

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Author:小野尾光

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五井自動車教習所(市原興業株式会社)/ 代表取締役
1979年、五井自動車教習所に取締役として入社。


教習指導員資格保有
年間読書数200冊
千葉県船橋市出身
愛車はトヨタ エスクァイア マルチ ユーティリティ

また、筑波や富士サーキットでのレース経験有り。

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