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都会と地方の運転の違いについて

都会と地方では、運転の仕方が違うと感じられている方は多いのではないでしょうか。

実際に、地方の合宿免許で免許を取得したけれど都内の地元で走るのは怖いと感じる方は多くいます。

では都会と地方ではどのような点に違いがあるのでしょうか。

この記事では、都会と地方の違いを「交通量」「運転マナー」「インフラ」の3つに分けて解説していきます。

都会と地方の違い1:交通量

都会と地方の一番の違いは、交通量の差です。

都会は地方より圧倒的に交通量が多いため、様々な問題が起きます。

一方、地方は交通量が少ないからこその問題もあります。

都会は車の流れが速い

都会の中でも特に幹線道路では圧倒的な量の車が通行するため、車の流れが速くなっています。

次々と絶え間なく車が流れているため、合流や車線変更は至難の業です。

車の流れに乗れないとクラクションを鳴らされたり、無理な追い越しをされたりすることもあります。

都会は渋滞が起きやすい

都会はその圧倒的な交通量のため、交差点の構造の複雑さや信号機・横断歩道の多さなどが要因となって渋滞が起きやすくなっています。

特に首都高のIC付近や大きな幹線道路が交差する地点では、合流や右左折のために渋滞が起きやすいのが特徴です。

また、工事をしていて普段2車線のところが1車線になっていたり、元々の地形から車線が減少する地点でも渋滞が起きやすくなっています。

渋滞になると運転者がイライラしたり、居眠りしたりしやすくなります。

その結果、事故に繋がりやすくなるため注意が必要です。

都会は車間距離を詰めやすい

都会では、車間距離を詰めやすい傾向にあります。

車間距離が短いのは車の流れが早いことが一因です。

50km/hで走行している時の適切な車間距離は約35mですが、それよりも詰めて運転しているドライバーが多いようです。

一方で、地方は車の流れが遅いため、車間距離を十分取ることができます。そのため、地方から来た人は、都会の車間距離に対して怖い印象を持つ方も多くいます。

地方は車が少なくスピード違反や一時停止場所での不停止違反が多い

一方、地方は交通量が少なく前を走る車がいない場合が多いため、「スピードを出しやすい」「停止線手前で停止しない」という傾向が多くあります。

道幅も広く、歩行者や自転車もいないため体感速度が遅くなってしまいがちです。

そのため、都会から地方にでかけてきた方がスピード違反や停止違反で捕まるケースが多くあります。

都会と地方の違い2:運転マナーの差

都会と地方の違いの2つ目は、運転マナーの差です。

都会は交通量が多いため運転マナーを守らざるを得ないところがありますが、地方は交通量や人目が少ない分なあなあになりがちです。

都会と地方の運転マナーの違いには以下のようなものがあります。

都会には「暗黙のルール」がある

都会の運転には、「暗黙のルール」があります。

例えば「首都高などの合流は一台ずつ交互に入れる」「入れてもらったらハザードランプを2~3回点滅させてお礼を伝える」などです。

こういった暗黙のルールは地方の人にはわからないこともあるため、なかなか合流できずに後ろからクラクションを鳴らされたり、お礼をせずに怒らせたりすることがあります。

都会はせっかちなドライバーが多い

都会の車は業務車両が非常に多く、時間に追われて急いでいることが多い傾向にあり、運転がせっかちになりがちです。

運転がせっかちになると、遅い車やマナーを守らない車にイライラしてしまうことがあります。

特に地方から出てきたばかりの人は、都会の車社会にある「暗黙のルール」がわかっていないため、都会の運転者をイライラさせてしまうことが多くなってしまう傾向にあります。

都会と地方の違い3:インフラの差

信号機や道路の整備状況も地方と都会の違いの一つです。

都会は車道が整備されていて信号も多く、車線もきちんと整備されていますが、地方は都会ほど整備されているわけではありません。

ただし、地方でも新しくできた道路は道端も広く走りやすく整備されています。

インフラが違えば運転の傾向も違います。

インフラの差における都会と地方の運転の違いは以下の通りです。

都会は信号と車線が整備されている

都会では歩行者が多いため、各所に信号が設置されています。

そのため都会の道はストップ&ゴーが多く、燃費が悪い車には走りにくいのが特徴です。

また大きな幹線道路では車線が多く、右折レーンや左折レーンもあるため、うっかり車線を間違えると無理やり右折せざるをえなかったり、曲がりたいのに直進するしかなくなったりすることもあります。

しかし車線が整備されている分、きちんと信号や車線を守っていれば右左折しやすく走りやすいと言えるでしょう。

地方は道幅が広い

地方の道路は、新しく整備された道路であれば道端が広いため走りやすいことがほとんどです。

しかし一方で、昔ながらの農道などは道端が狭いにもかかわらず対面通行できるところがあり、すれ違いに苦労することがあります。

初めての地域で走る時は出張ペーパードライバー講習を受けよう

ざっくりと都会と地方に分けた時に「交通量」「運転マナー」「インフラ」に違いがありますが、実際には地域によっても大きく異なります。

暗黙のルールがその地域ごとに根付いているケースもあるため、実際に運転して学んでいくことが大切です。

初めての地域で運転する時には、その土地をよく知る指導員による出張ペーパードライバー講習を受講するのがおすすめです。

出張ペーパードライバー講習なら、その土地に合わせた走り方をアドバイスを受けながら学ぶことができます。

特定の場所や操作を練習することももちろん可能ですが、長い時間をかけてその地域をまんべんなく運転していくことも可能です。

まずは自分に合った講習内容を相談してみましょう。

それぞれの地域に合わせて安全運転しよう

以上、都会と地方の運転の違いについて解説してきました。

都会と地方は「交通量」「運転マナー」「インフラ」の面で大きな違いがあります。

ドライバーにとって重要なのはその地域に合わせた方法や的確な状況判断と、しっかりと安全に対する意識を持って運転をすることです。

初めての地域で運転するのが不安な方は、出張ペーパードライバー講習を活用してその地域に合った安全運転をしましょう。

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Author:小野尾光

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五井自動車教習所(市原興業株式会社)/ 代表取締役
1979年、五井自動車教習所に取締役として入社。


教習指導員資格保有
年間読書数200冊
千葉県船橋市出身
愛車はトヨタ エスクァイア マルチ ユーティリティ

また、筑波や富士サーキットでのレース経験有り。

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