ペーパードライバーが長距離ドライブをできるようになるまでのステップガイド
2025.01.31
ペーパードライバー
ペーパードライバーの方でも帰省や旅行、仕事の異動などで突然長距離をドライブしなければならない状況になることはあるのではないでしょうか。
普段から少しでも車に乗っていれば安心ですが、ペーパードライバーの方がいきなり長距離ドライブをするのはリスクが大きいと言えます。
ペーパードライバーが長距離ドライブをするためにはスモールステップをクリアしながら、少しずつならしておくことが長距離ドライブができるようになる近道です。
この記事では、ペーパードライバーの方が長距離ドライブできるようになるまでにしておくべきことを順を追って解説していきます。
目次
ステップ1:交通ルールや標識を確認しておく
まず最初に、教習所や免許の更新でもらった交通規則のテキストを見てみましょう。
持っていない方は中古でも手に入ります。
交通規則のテキストで、基本的な交通ルールや標識を確認しておきましょう。
特に標識は見間違えやすいものも多く、間違えると事故や違反につながるため非常に重要です。
「危険予測」のページもチェックし、街中を走るときにどこにどのような危険が潜んでいるのか、あらかじめ頭に入れておきましょう。
ステップ2:目的地までのルートを確認する
出発する前に目的地までのルートを細かく確認しておきましょう。
例えば、高速道路に乗るなら入口への入り方や、分岐の場所などをストリートビューなどで具体的にイメージしておくと良いでしょう。
高速道路に乗らない場合も右左折する交差点や、通る道路の名前や様子をストリートビューで見ておくと頭に入りやすくなります。
ステップ3:シートやミラーの位置を合わせる
家での予習が済んだら実際に車に乗ってみましょう。
まず行うことは、シートやミラーの位置を合わせることです。
シートはブレーキをいっぱいに踏んだ時に膝が軽く曲がる位置で、ハンドルを握った時に肘が軽く曲がる位置に合わせます。
バックミラーはリアウィンドウ全体が見える位置、サイドミラーは車体が4分の1見えて、空と地面が半々に見えるくらいに合わせます。
正しい運転姿勢とミラーの位置は安全運転をする上で欠かせないので、必ず合わせましょう。
ステップ4:家の近所を運転してみる
長距離ドライブをする前にちょっと家の近所を走ってみましょう。
家に車がない人は、カーシェアリングが便利です。
30分くらいのルートを決めて、車を走らせてみましょう。
できれば右左折、カーブ、車線変更などができるルートで、駐車までやってみます。
感覚がつかめてくるまで何度か乗りましょう。
ステップ5:ディーラーなどで車の点検をしてもらう
長距離ドライブをする車は、事前にディーラーやカーショップ、ガソリンスタンドに行って点検をしてもらいましょう。
「高速道路を使って長距離ドライブをするので点検をお願いします」と言えば、点検してくれます。
点検項目は、エンジンオイル、ブレーキフルード、バッテリー、冷却水、タイヤの空気圧などです。
この時もしETC車載器がついていない場合は、取り付けてもらいましょう。
また、長距離ドライブに備えてガソリンの給油も忘れずに行いましょう。
ステップ6:ETCカードを取り付ける
高速道路を走るのであれば、事前にETCカードを作っておきましょう。
普段使っているクレジットカードの信販会社で作れるなら、それが一番便利です。
ETCカードは利用する際に車載器に挿入し、入れっ放しにはしないように注意しましょう。
挿入する向きが間違っていると認識できない為、よく確認して挿入してください。
エンジンをかけて、「ETCカードを確認しました」というアナウンスが流れればOKです。
ステップ7:高速道路の走り方を知る
初めてあるいは久しぶりに高速道路を走る方は不安が大きいかもしれませんが、高速道路は歩行者や自転車、原付がいない分走りやすいとも言えます。
高速道路の走り方のポイントは、以下の5つです。
料金所の通り方を知る
料金所はできるだけ真ん中のETCレーンを通りましょう。
真ん中のETCレーンを通った方が、料金所を出た後に合流しやすいからです。
レーンを通るときは、20キロ程度にまで減速しますが、止まってはいけません。
※但し、スマートインターチェンジでは必ずゲートの手前で一時停止する必要がありますので、注意してください。
出来る限り一番左の車線を走る
高速道路に入ったら、できる限り左端の車線を走行しましょう。
ほとんどの場合は、左端の車線が走行車線となっているためです。
右側は追い越し車線で流れが速いので、ジャンクションで右側を走行する必要がある時以外は、走行車線を走行してください。
また、追い越しが終わった後も追い越し車線をずっと走り続けると「車両通行帯違反」となる場合がありますので、注意しましょう。
2時間ごとに30分休憩する
高速道路はスピードが出ているので、無意識に体が緊張しています。
集中力や気力体力にも限界があるので、少なくとも1時間半から2時間ごとに30分は休憩を取るようにしましょう。
PAやSAに車を停めたら外に出て新鮮な空気を吸い、少し体を動かしてリフレッシュしましょう。
合流は止まらないようにする
合流は慣れない人が一番怖いと感じるシーンですが、怖いからと言って止まってしまうと、かえって加速しての合流がしづらくなります。
首都高などで混んでいる場合は、1台ずつ交互に入るのが暗黙の了解となっており、止まるケースがあります。
しかし流れている場合は合流合図を早めに出し、後続車を確認しながら流れに合わせるように加速してタイミングを見計らうようにしましょう。
暗黙のルールを知る
高速道路では前の車が突然ハザードを出したら、「この先渋滞、追突注意」という意味です。
合流の時に1~2回パッシングされたら、「入っていいよ」という意味です。
慌てずに周囲の安全確認を行ってから譲ってもらいましょう。
合流や車線変更で入れてもらったら、「サンキューハザード」といってハザードを2回くらい出します。
こういった暗黙のルールを知っていると、高速道路も安心して走れるはずです。
ステップ8:心配ならペーパードライバー講習を受ける
高速道路を走るのが心配なら事前にペーパードライバー講習を受けておくのもおすすめです。
ペーパードライバー講習で、プロの指導員にアドバイスを受けながら1回でも走るとだいたい感覚がつかめます。
特に料金所の入り方や合流の仕方、車線変更やカーブの曲がり方などを中心に練習しましょう。
ステップ9:長距離ドライブアイテムを用意する
長距離ドライブでは、疲れて眠気に襲われることがあります。
そのためガムやエナジードリンク、コーヒーなどを用意しておくといいでしょう。
また、好きな音楽をかけられるようにしておくとリフレッシュ効果もあります。
走行中に少しだけ窓を開けて、車内の空気を循環させる事もおススメです。
シートにフィット感が足りない場合は、クッションなどがあると腰痛予防になります。
また、万が一の事故の時のために、発煙筒や三角停止表示板(※1)なども忘れずに準備しておきましょう。
(※1)一般道路では表示の義務はありませんが、高速道路や自動車専用道路上で自動車を停止させる場合は、停止表示器材の表示義務があります。しかし、最近の車は新車購入時の標準装備に含まれていないので事前によく確認する必要があります。
ステップ10:実際に長距離ドライブに挑戦する
ここまで準備したら、いよいよ実際に長距離ドライブに挑戦してみましょう。
前日はしっかり寝て体調を整えておくようにし、朝も早めに起きてご飯を食べ、しっかり目も脳も身体も覚ましておきましょう。
長距離ドライブに入ったら、あまり緊張せずに気楽な気持ちで運転した方が上手くいきます。
事前にペーパードライバー講習を受けておけば、長距離ドライブも怖くない!
長距離ドライブに初めて挑戦する時は、不安も怖さもいっぱいで緊張してしまうでしょう。
しかし事前にペーパードライバー講習を受けておけば、その不安や怖さはだいたい払拭されます。
プロの指導員にアドバイスを受けながら運転することで自信もつくはずです。
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